【コラム#6】

 

アドボカシーってどうやるの? はじめるための基本ステップ

 

■アドボカシーの方法

 

「世の中のために何かをしたい」――そう思って、アドボカシーに興味を持つ人も少なくないでしょう。しかしながら、いざ興味を持ったはいいものの、具体的にどのように活動したらよいかわからないという人もまた多いのではないでしょうか。

 

アドボカシーは、ケースごとによってまったく違う内容を扱う活動ですから、マニュアルも必勝法もありません。とはいえ、手探りで活動をはじめてもなかなか成果に結びつくことはないでしょう。

 

ここでは、アドボカシー活動をはじめるための基本的なステップをわかりやすくまとめてみました。

 

【ステップ1】社会課題の選択と分析

 

アドボカシーはまず、問題意識からはじまります。しかし、ただ制度や政策に不満を持つだけでは、個人の感情以上の広がりを生むことはできません。社会を巻き込み、問題意識をより広い範囲で共有するためには、どこが問題なのかを充分に認識する必要があります。

 

よく、小学生に勉強の質問をさせると、「どこがわからないのかがわからない」という場合がありますが、それでは解決の糸口は見えてきません。

 

自分で取り組みたい活動が見つかったら、徹底的に調べ上げ、分析しましょう。人々が本当に求めているものを知れば、これからすべきことがわかります。これまでにどういった対策がとられてきたのかを知れば、何が不充分だったのかもわかります。

 

【ステップ2】目標とターゲットの制定

 

何かを新しくはじめる際には、目標設定が不可欠です。さらに、長期的な目標と短期的な目標を共に設定することができればなお理想的です。
この目標は、大きすぎても小さすぎてもいけません。「具体的であること」「現実的であること」「期日が明確であること」が目標設定における大事な要素です。

 

もちろん、目的を遂行するためにはターゲットも明確にしておかなければなりません。誰に何を働きかければ制度や政策を変えることができるのか、具体的にピックアップしていく作業が大切です。
ターゲットには、影響力の強い人物や機関を設定するようにしましょう。

 

【ステップ3】準備・計画

 

こうして方向性が決まれば、あとは具体的な準備に入ります。
目標達成のために必要な人脈や情報、資金などをリストアップし、協力者を見つけます。ここでつまずくようであれば、それは目標設定が間違っていたということです。目標は実現可能なものでなければいけません。

 

資源が揃えば、いよいよ実施計画を立てます。活動内容、期日、想定成果を明確にし、計画表を作成します。ここで忘れてはならないのは、「何をもってして成功とするか」のラインをはっきりさせておくことです。

 

こうして見ると、アドボカシーだからといって特別なことは何もありません。ビジネスや遊びの計画を立てるときと大枠では同じなのです。
ただし、アドボカシーは利益が見えにくいため、協力者を探すことが難しくなってくるでしょう。公益性と共感が、アドボカシー活動成功のための肝となります。

 

2014.2.7

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